フランス人画家フレデリック・バック氏の作品「木を植えた男」の本やアニメーション映画を題材に、サスティナブルな社会について考えたり語り合える会の企画。木工房高橋さんが.美南で行うイベントとして良いのでは、と声を掛けてくれた。
バック氏のアニメーションは1970〜1980年代に制作されたもの。しかし2021年現在でもとてもタイムリーなテーマで、かつ
一つ一つの線・動き・色彩が美しく、商業ベースではない絵画のような、いつまでも色褪せない作品だと感じました。
寒さが厳しくなり始めた秋の夕暮れ、大人から子どもまで職業や性別もバラバラなメンバー15名程度が集まり、スクリーンを囲みました。
サスティナブルについて「手仕事」や「建築」を通して広く一般的に語ることは未だ難しく感じます。でも大量生産・大量消費の物販や建設業が環境に与える負荷は大きく、そこに携わる我々が声を挙げない訳にはいかないと思っている。バック氏の作品に力を借りた今回のサロンが、環境活動の小さな一助になっていたら幸いです。
改めてこの物語に触れ、「木を植えた男」のように「暮らしと建築を考えた人」として生きられたらいいな、と。
あなたは自分の人生に何というタイトルをつけますか?